1次試験が終了したその日、帰りの電車の中でライティングで自分が書いた文章の復元をしていました。
英検の問題用紙は持ち帰りできるので、同じ車内には問題用紙を広げて自己採点をしていると思しき人もチラホラいました。
私は初めての受験だったので問題用紙を持って帰れることも知らず、自己採点をするという考えがなかったので、問題用紙にマークをしていませんでした。
しかし、やはり点数は気になるので、家に着いてすぐに記憶を辿りながら自己採点をしました。
とは言えまだ公式の解答は発表されていなかったので、辞書で調べることができる語彙パートのみの採点です。
1次試験の最大の難関だと思って取り組んだ語彙問題でしたが、記憶が曖昧な問題を引いてもマイナス5問という結果でした。
読解パート、リスニング、ライティングの成績はまだ分からないものの、最も鬼門だと思っていた語彙パートでのミスが少なかったことで、途端に気分が沸き立ちました。
受験前に過去問を3回分ほど解いたのですが、語彙パートはだいたいマイナス10問ぐらいが普通だったんです。
それがマイナス5問ぐらいだったのは自分でも嬉しかったです。でも、当日は本当に自分が知っている単語ばかり出たので、運も良かったのだと思います。
しかし!!
「2次試験に進めるかもしれない」
というのは、嬉しさよりも恐怖が先行しました。
「2次試験はとりあえず1次試験に合格したら3回は受験資格があるんだから、2次の対策はのんびり行こう」
と当初は思っていたのですが、思いの外1次試験の結果が良さそうなので、
「これは2次試験の準備を始めておいた方が良いかもしれない」
と焦り始めたのでした…。
公式の解答は確か1週間後に出たと思います。
そこで自己採点した結果、リーディングは35/41(正答率85.3%)、リスニングは22/27(正答率81.4%)でした。
採点ミスをしていたので実際はもう少し良かったのですが、いずれにせよ、いよいよ2次試験が現実味を帯びてきたため、「ライティングの成績は分からないが、とにかく2次試験に合格したものだと思って行動しよう」と思いました。
スピーキングなどまともにやったことがなく、怖くて怖くて仕方がなかった私ですが、2次試験まであと4週間。やるしかない。
自分で以下のような戦略を立てました。
1週目 | リサーチ | 英検1級の面接について、試験当日の様子やそこに至るまでに必要な準備とは何かをネットで調べる。 |
2週目 | スピーチ原稿作成 | 「英検1級面接大特訓」から自分の得意分野を絞って、関連トピックのスピーチ原稿を複数作る。 |
3週目 | オンライン英会話&暗唱 | 自分で作成した原稿の暗唱をしていく傍ら、対面で英語を話せるようにオンライン英会話で鍛える。 |
4週目 | オンライン英会話&暗唱 | 自分の暗唱した文章の組み合わせを変えられるようにしておく。オンライン英会話で実戦経験を積む。 |
はじめは「合格したらラッキー」ぐらいで受け始めたのに、この頃は「絶対一発合格してやる!」と燃えていました。数日後人生初めてのオンライン英会話で苦渋を舐めるとも知らずに…。