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一発合格者が語る英検1級対策〜リスニング編〜

どうも、You先生です。ここでは、英検1級に一発合格した私の体験を通して、リスニングの全体像と解き方をシェアします。

リーディング編とライティング編については以下をご覧下さい。

英検1級のリスニング概観

英検1級の語彙パート・読解パート、そしてライティングを終えると、そのままリスニングに移行します。

これまで100分間リーディングの試験に集中してきたはずなのでかなり疲れているでしょうが、目を休めながらリスニング準備に入りましょう。

さて、英検1級のリスニングは全部で27問。

以下のような内訳になっています。

内容問題数形式時間
Part1会話文102人〜3人の会話の内容について質問に答える。約10分
Part2講義形式101人の話者による講義形式の説明文を聞いて、その内容に関する質問に答える。約10分
Part3実生活のモノローグ51人の話者から、実生活でありそうな情報提供を受けて、その内容に関する質問に答える。約10分
Part4インタビュー21対1のインタビューを聞いてその内容に関する質問に答える。約5分

英文は1度しか放送されません。最初からしっかりと集中して聞きましょう。

ナレーターはアメリカ英語もイギリス英語もあります。どちらも対応できるようにしましょう。

Part1 会話文

Part1は全部で10問。

2人〜3人で交わされる会話を聞いて、その内容に関わる質問に答える問題です。

設問が進むごとに会話の内容は長くなっていきます。

はじめは30秒ほどの会話ですが、No.9と10は1分を超えてきます。

会話の内容は日常的なものから、TOEICでも出てきそうなビジネスシーンの会話もあります。

ここで使われる単語や表現もやや難しいものがありますが、細部にこだわらなくても全体的な会話の内容が分かれば、正解は選びやすいと思います。

ちなみに、リーディングの時間中にリスニング問題の先読みを勧めましたが、Part1ではリスニング全体の指示も流れるので、トータル約2分間の余裕があります。リーディングで余裕がない人は、この時間で埋め合わせましょう。

Part2 説明文

Part2も全部で10問。

今度はモノローグ(1人の話者がただただ喋る)です。

およそ1分30秒に及ぶモノローグを聞いて、

各英文につき2つずつ付いている設問に答えていきます。

したがって、読まれる英文は全部で5種類です。

イメージとしては、大学の講義を聞いて情報整理するのと似ています。

この辺から、リーディング中に時間を割いた「リスニング準備」が効いてきます。

問題用紙には設問しか載っていませんが、各英文につき設問が2問あってそれぞれに4つの選択肢があるわけですから、合計8つの英文を先読みしておかなければなりません。

各設問の間のミュート時間はおよそ8秒ですから、1秒で1文読んでおくイメージです。

いや、いくらなんでも1秒で1文は無理でしょ。

普通はそうですよね。

だからリーディング中に先読みしておくことが大事なのです。

リーディング時間中にちゃんと先読みをしていると、

ミュート8秒の間にサッと目を通すだけで思い出せるので、

心を落ち着けてリスニング問題に当たることができるのです。

そうか!それならリスニング中に落ち着いてメモも取れますね!!

ええっと。確かに英検のリスニングはメモを取ることが許されていますが、私個人としてはオススメしません。

え?だって1分以上の講義を聞くんでしょ?そんな長い時間で流れる情報なんて覚えていられないよ。

私もはじめはそう思ったのですが、メモを取っている間に重要な情報を聞き逃す場合があるんですよね。なので、私の場合は初めからメモを取らない方法で臨みました。

私の解き方は以下の通りです。

  1. リーディングの最後の10分間でリスニングの全設問を先読みしておく。
  2. 8秒のミュートで選択肢にサッと目を通して内容を思い返す。
  3. 実際に放送が流れてからは聞くのに集中。
  4. 説明文を聞きながら出来るだけ頭の中で「映像化」。
  5. 設問を聞きながら、「映像化」した情報を検索し、選択肢と突き合わせる。
  6. 設問が流れている間にサッとマークする。
  7. 次のミュートで次の問題を先読みして「思い出す」。

結局設問は説明文が全部終わってから流れるので、何が問われるかははっきり言って分かりません。(選択肢を見ていると想像できるものもありますが)。

なので、重要なのかそうでないか分からない情報をメモしている間に本当に必要な情報を聞き逃す可能性を考えると、私はメモを諦めました。

TOEICではメモを取れないので、TOEICのスコアUPを目指す人は特にメモを取らずにリスニングするのに慣れておいた方がいいと思います。

Part3 実生活のモノローグ

Part3は全部で5問です。

ここも、1人の話者によって約1分程度の長ゼリフが全部で5種類読まれます。

Part2は講義形式(つまりは硬め)の英文でしたが、

Part3では、留守番電話やアナウンスや営業スピーチといった、実生活で耳にするような内容が読まれます。

各英文につき設問は1つですが、これまでのPartと違うのは、

状況説明文と設問が問題冊子に書かれていることです。

したがって、ここではその状況説明文を読む時間として、

各設問前に10秒間が与えられます。

ただ、ここも

状況を一から読んで設問・選択肢も全て目を通して情報を整理しておくには10秒では足りないぐらいです。

なので、やはりここもリーディング中の先読みをしておいた方がいいと言えます。

Part4 インタビュー

いよいよ来ました!

英検1級リスニングの最大の特徴とも言えるのが

このPart4です。

およそ3分〜4分に及ぶ、1対1のインタビューです。

この問題は本当に実際のインタビューなので

話者に独特の訛りがあったり、

言い淀む場面があったり、

言い直したり、といった

リアルな会話が繰り広げられます。

話すスピードもネイティブスピードなので

正に英検1級リスニングの真骨頂とも言えるでしょう。

ここでは設問は書かれておらず、選択肢しか与えられていないので、

聞き終わってからしか答えを選べないのですが、

このPart4の選択肢はどれも長文であるため、

恐らく読み上げ後のミュートだけでは時間が足りなくなると思います。

なので、ここもしっかりとリーディング中に先読みをしておきましょう。

3分以上もインタビューを聞いて設問に答えるって大変そう。やっぱりここもメモは取らないんですか?

ここはPart2と違って、話者が言い淀んだり言い直したりする若干のタイムラグがあるので、多少の余裕はあるかもだけど、私はここもメモは取りませんでした。

このPartを解くときの心構えは、

日本語でインタビューを聞くときと同じだと思っています。

つまり、求められているのは「要約力」です。

インタビューをしている場面を想像してもらうと分かりやすいのですが、

一言一句相手の言ったことを覚えていませんよね?

「要は、この人はこういうことが言いたいんだな」

というのを自分で整理しながら質問を応酬していくと思います。

英検1級でも同じです。

質問する人は割と簡潔に質問を投げかけるのですが、

答える側はものすごく喋りますw

なので、

「質問内容に対するこの人の答えはこういうことだな」

と頭の中で要約しながら聞いていけば、

設問も正解を選べると思います。

リーディングを100分やって、リスニングを約30分聞いた後のインタビューなので、集中力も限界が近いかもしれませんが、最後の力を振り絞る時です!

補足

英検1級の試験本番は、ぜひ早めの到着ができるようにしてみましょう。

というのも、英検1級の座席はTOEICとは違って決まっておらず、原則早い者勝ちになるからです。

TOEICを受験時に「なんだかリスニングの環境が良くなかった」といった苦い経験をお持ちの方は、前の方に座れるだけでも格段に安心感が違うと思います。

実際、私も早めに到着することができたので一番前の席に座ることができ、リスニングで何の不自由も感じることはありませんでした。

You先生

昭和生まれで純ジャパの現役予備校講師。かつては苦手だったリスニングとスピーキングを克服し、英検1級一発合格・TOEIC990点満点取得。