TOEICはビジネスシーンでの英語力を問う、英語の資格試験としては英検に次いで日本で人気がある資格試験です。社会人の方にとっては英検よりもなじみが深いかもしれません。
TOEICと言っても実は色々と種類があるのですが、一般的には『TOEIC L&R公開テスト』という、誰でも受験可能な、リスニングとリーディングを問うテストのことを指しています。
L・Rともに、最低点は５点〜最高点は495点までの５点刻みでスコアが出ます。したがって、TOEIC L&Rの最低点は10点で最高点は990点ということになります。
平均点はリスニングが320点前後、リーディングが260点前後で、全体は580点前後になっています。リスニングの方が全体的に高くなる傾向があるようです。
TOEICはS&Wというスピーキングとライティングの力を測るテストもあるのですが、システムとしては受験英語の延長として受験しやすいL&Rの方が一般的に周知されていますし、受験数も圧倒的に多いと言えます。
４技能を測る上ではL&Rのみでは不十分であると言わざるを得ませんが、とりあえず就職や転職などで必要だということで受験される方が多いようです。
語彙や文章はビジネスシーンのものに偏っていますが、英語力を測ったり自身の目標として設定するのには十分なテストだと思います。